オペラハウスは単なるオペラのためのホールではありません。その劇場で上演するオペラを制作し、運営する主体でもあり、歌手や音楽家が学ぶ教育の場でもあります。
そして、市民が音楽を楽しむ場であり、公演の日には市民が集まる社交の場であり、劇場がある広場にはカフェが軒を連ね市民が集う、町のシンボルでもあります。オペラハウスは、その町の人々の誇りになっているのです。
私たちが作りたいのは、徳島の市民の誇りとなり、次の世代に受け継がれてゆく、徳島の文化の象徴となるオペラハウスです。
- オペラハウスの様々な顔
- 1.表現の場としてのオペラハウス
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伝統的なオペラハウスは、その多くが馬蹄形で、ボックス席に囲まれています。馬蹄形のデザインは、古代ギリシアからの劇場の伝統であり、客席の隅々にまで音が届きやすい、オペラのための劇場の形です。
- 2.運営体としてのオペラハウス
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オペラハウスは単なる建物を指すだけでなく、常任の指揮者、オーケストラ、合唱団、舞台スタッフ、企画制作スタッフを擁し、継続的にオペラを上演するオペラの運営体としての側面も持ちます。
- 3.教育の場としてのオペラハウス
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オペラハウスはその地域において、子どもたちの音楽教育の場、市民の生涯学習の場としての役割を果たしています。また、オペラの運営体として後進を育てる教育機関の機能も果たしています。
- 4.文化の拠点としてのオペラハウス
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オペラを継続的に上演することで、その町独自のオペラ文化が培われます。また、若手演奏家の発掘や、新たな演出への挑戦など、文化の発信の場となります。
- 5.コミュニティの拠点としてのオペラハウス
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オペラハウスは、地元の人々の社交の場となっています。また、観劇の前後の飲食など、人々のコミュニケーションのきっかけとなっています。